文書にブロック図を埋め込む¶
いくつかの文書管理システムではプラグインや拡張機能として`blockdiag` で生成したブロック図を文章に埋め込むことができます。
Sphinx に埋め込む¶
Sphinx は reST 形式(テキスト)で記述するドキュメント生成ツールです。
Sphinx で作成する文書にブロック図を埋め込むにはSphinx 拡張である sphinxcontrib-blockdiag パッケージを利用します。
sphinxcontrib-blockdiag については sphinxcontrib-blockdiag で説明します。
Read the Docs に埋め込む¶
Read the Docs は Sphinx ドキュメントのホスティングサービスです。
Read the Docs で公開する文書にブロック図を埋め込むにはSphinx 拡張である sphinxcontrib-blockdiag パッケージを利用します。
sphinxcontrib.blockdiag を conf.py に追加します。
sphinxcontrib-blockdiag を requirements.txt に追加します。
Read the Docs 上でプロジェクトの設定を行います。
Use virtualenv にチェックを入れてください。
Requirements file に requirements.txt へのパスを入れてください。
日本語(マルチバイト文字)を用いたドキュメントを公開する場合、TrueType フォントを _static ディレクトリに追加し、conf.py 内に blockdiag_fontpath の設定を追加してください。
# Set up font for blockdiag
blockdiag_fontpath = '_static/ipagp.ttf'
Embed in Re:VIEW¶
Re:VIEW is a document generation tool which use its original format.
Re:VIEW supports blockdiag, users can embed a blockdiag in a document with no additional software.
ipython-notebook に埋め込む¶
IPython-notebook は Web ベースのインタラクティブドキュメントです。
ipython-notebook にブロック図を取り込むには ipython-diags を利用します。
Redmine に埋め込む¶
Redmine は Web ベースのプロジェクト管理ソフトウェアです。
Redmine の Wiki にブロック図を埋め込むにはWiki External Filter Plugin を利用します。
詳細は Wiki External Filter Plugin を導入してみた をご覧ください。
moinmoin に埋め込む¶
moinmoin は Python で書かれた Wiki clone サーバです。
moinmoin にブロック図を取り込むには moinmoin blockdiag plugin を利用します。
mediawiki に埋め込む¶
mediawiki は Wiki clone サーバです。
mediawiki にブロック図を取り込むには Blockdiag MediaWiki Extension を利用します。
PukiWiki に埋め込む¶
PukiWiki は PHP で書かれた Wiki clone サーバです。
PukiWiki にブロック図を取り込むには blockdiag PukiWiki Extension を利用します。
Rabbit に埋め込む¶
Rabbit は Ruby で書かれたプレゼンテーションツールです。
Rabbit は blockdiag の埋込みをサポートしており、追加のソフトウェなしにプレゼンテーションに図を組み込むことができます。
asciidoc に埋め込む¶
asciidoc はテキスト文書から各種フォーマットに変換するドキュメント生成ツールです。
To embed a blockdiagram in the asciidoc, use asciidoctor-diagram.
API 経由で取得する¶
interactive shell for blockdiag provides a Web API. When you send some text data, you can get a blockdiagram which is SVG format.
Web API は http://interactive.blockdiag.com/image に対して、以下のパラメータを含んだ GET リクエストを送ることで呼び出すことができます。
パラメータ名 |
内容 |
---|---|
src |
テキスト形式のブロック図を指定します。encoding=base64 を指定した場合は base64 エンコードする必要があります。 |
encoding |
base64, jsonp のいずれかを指定することができます。base64 を指定した場合、src に指定するテキストを base64 形式で送信します。jsonp を指定した場合、jsonp 形式で結果を受け取ることができます。 |
callback |
コールバック関数の名前を指定します。encoding=jsonp の場合のみ有効です。 |
サーバは、受信したテキストデータが正常な図であれば、SVG 形式のブロック図を送信します。もし受信したテキストに文法間違いやエラーがあった場合は、空のレスポンスを返します。
注釈
この API は実験的に提供しているものであるため、パラメータの変更やサービスの停止が行われる可能性があります。