blockdiag の概要¶
機能¶
テキストファイルからブロック図を生成
日本語(UTF-8)対応
Sphinx 文書への埋め込み (sphinxcontrib-blockdiag パッケージの利用)
インストール¶
Windows の場合¶
easy_install コマンドで依存パッケージをインストールします。
$ easy_install pillow
また、Pillow が依存している「Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ」をインストールします。 32ビット版 と 64ビット版 が存在するため、 環境に合わせて適切なものをダウンロードしてください。
その後、easy_install コマンドにて blockdiag をインストールします。
$ easy_install blockdiag
注釈
Sphinx-users.jp で配布されている スタンドアロンインストーラ を利用すると 簡単に Python, Sphinx, blockdiag シリーズを簡単にインストールすることができます。
スタンドアロンインストーラの詳細は こちら をご覧ください。
Windows (Cygwin) の場合¶
setup.exe で依存パッケージのビルドに必要な gcc4 と libmpfr4 をインストールします。
その後、easy_install コマンドで依存パッケージと blockdiag をインストールします。
$ easy_install pillow
$ easy_install blockdiag
Debian 6.0 (Squeeze) の場合¶
apt-get コマンドで依存パッケージをインストールします。
$ sudo apt-get install python-imaging ttf-ipafont
その後、easy_install コマンドにて blockdiag をインストールします。
$ sudo easy_install blockdiag
注釈
easy_install の代わりに pypi-install コマンドを利用すると blockdiag を Debian パッケージとして管理することができます。
pypi-install コマンドは python-stdeb パッケージに含まれているので、 お好みに合わせてお使い下さい:
% pypi-install funcparserlib
% pypi-install webcolors
% pypi-install blockdiag
CentOS 5.5/5.6 の場合¶
yum コマンドで依存パッケージをインストールします。 なお、CentOS 付属の PIL (python-imaging) パッケージは setuptools に対応していないため、手動で egg-info を作成します。
$ sudo yum install python-setuptools python-imaging fonts-japanese
$ sudo touch /usr/lib/python2.4/site-packages/PIL-1.1.5.egg-info
その後、easy_install コマンドにて blockdiag をインストールします。
$ sudo easy_install blockdiag
CentOS 6.2 の場合¶
yum コマンドで依存パッケージをインストールします。
$ sudo yum install python-setuptools python-imaging ipa-gothic-fonts
その後、easy_install コマンドにて blockdiag をインストールします。
$ sudo easy_install blockdiag
MacOSX (MacPorts) の場合¶
port コマンドで依存パッケージをインストールします。
$ sudo port install py27-setuptools py27-pil
注釈
お使いの Python のバージョンに合わせて py2x の部分を変更して下さい。
その後、easy_install コマンドにて blockdiag をインストールします。
$ sudo /opt/local/bin/easy_install-2.7 blockdiag
注釈
Mac 標準でインストールされている easy_install コマンドを使用した場合 blockdiag は正しく動作しません。
PATH の設定や、フルパス指定するなどして MacPorts でインストールした easy_install を利用して下さい。
MacOSX (homebrew) の場合¶
brew コマンドで依存パッケージをインストールします。
$ brew install freetype
その後、easy_install コマンドにて blockdiag をインストールします。
$ easy_install blockdiag
FreeBSD (ports) の場合¶
portinstall コマンドで blockdiag パッケージをインストールします。
$ sudo portinstall graphics/py-blockdiag japanese/font-ipa
NetBSD (pkgsrc) の場合¶
blockdiag パッケージは pkgsrc に graphics/py-blockdiag として収録されています。 そのため、通常の pkgsrc の管理方法でインストールすることができます。
ここでは一般的な make を使った方法を紹介します。
$ cd /usr/pkgsrc/graphics/py-blockdiag
$ sudo make install
そのほかの環境の場合¶
以下のコマンドで blockdiag をインストールします。
$ sudo easy_install blockdiag
注釈
エラーが出る場合
blockdiag のインストール後、コマンドを実行した時に The _imagingft C module is not installed というエラーが出る場合、 PIL パッケージの再インストールを行なってください。 PIL パッケージが libfreetype2 にリンクされていない場合、上記のエラーが発生することがあります。
実行方法¶
ブロック図を生成するには blockdiag コマンドを起動します。
$ cp examples/simple.diag .
$ blockdiag simple.diag
$ ls simple.png
simple.png
SVG 形式や PDF 形式でブロック図を生成する場合は -T オプションを指定します。
$ blockdiag -Tsvg simple.diag
$ ls simple.svg
simple.svg
$ blockdiag -Tpdf simple.diag
$ ls simple.pdf
simple.pdf
フォント設定¶
blockdiag はブロック図の生成に TrueType フォントを利用します。 blockdiag は自動的に利用可能なフォントを取得しますが、 -f (--font) オプションにて特定のフォントで画像を生成することができます。
$ blockdiag -f /usr/share/fonts/truetype/ttf-dejavu/DejaVuSerif.ttf simple.diag
また、$HOME/.blockdiagrc ファイルに設定を書くことで 常に同じフォントを利用することができます。
$ cat $HOME/.blockdiagrc
[blockdiag]
fontpath = /usr/share/fonts/truetype/ttf-dejavu/DejaVuSerif.ttf
事前に入れておくべきソフトウェア¶
Python 2.6, 2.7, 3.2 および 3.3 以降
Pillow 2.2.1 以降
funcparserlib 0.3.6 以降
setuptools もしくは distribute.
ライセンス¶
Apache License 2.0